コムラサキ

遺伝的な多型現象を示すチョウとしても有名で、地色がオレンジ色の個体をしばしば「アカ型」、地色が暗色で明色紋が少ない個体を「クロ型」と呼ぶ。暖地では5月頃から発生し、秋までに1 - 2回の発生を繰り返す。寒冷地では7月頃に1回の発生。東欧からカスピ海にかけて名義タイプ亜種 metis が分布し、広大なシベリアには分布の空白があり、日本及び近隣沿海州に分布する。